植物と植物の周りにある自然の素材から作り上げた商品群。商品としては糸・布地といった素材、
衣類・バッグ・小物といった布帛製品を作成しています。
始まりは1本の糸
BOTANICAの始まりはハイビスカスとオクラの繊維から作り上げた1本の糸、その糸で織りあげた1枚の布地でした。素材としての植物の魅力に惹かれ、様々な植物を調べ試していく中で、BOTANICAというブランドができ上がっていきました。
今では「植物に関わるもの」という少し広げた括りの中で、植物だけではなく染料として自然の土を用いたものもBOTANICAのブランドに含まれています。
私たちの自然の素材
ハイビスカス
アオイ科フヨウ属の植物です。
ハイビスカスは沖縄の美しいイメージを象徴するものの１つと言えるでしょう。沖縄では写真にある赤いハイビスカスをアカバナと呼び、生垣や防風林によく利用されています。繊維を取るために原材料とするのは、沖縄・今帰仁でハイビスカスの葉から化粧品やシャンプーを作っている会社のハイビスカス畑や、まわりの生垣から。伸びすぎて剪定する枝を活用しています。
オクラ
アオイ科トロロアオイ属の多年草です。
沖縄がオクラの生産量全国第３位（平成26年度）ということを知っている人は少ないのではないでしょうか。主に沖縄本島の中南部で栽培されており、農家によっては、温暖な気候を利用して同じ畑から年２回その実を収穫します。これまで実を採取した後、残る茎は大抵廃棄されてきました。この不要なものの中に、麻の風合いとシルクのような光沢を併せ持つ繊維が見い出されました。
BOTANICAコンセプト
植物の生命感、自然の持つある種生々しさが感じられる素材の本質を商品に残し、活かしていく事が、このブランドのコンセプトになります。
